Monyのブログ

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【有報】ウォンテッドリー

2017年9月14日に東証マザーズに上場が決定しているウォンテッドリー株式会社の有報(目論見書)のまとめ。

 

 

 

 

事業内容

 

ウォンテッドリーはビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly」の運営、

会社訪問マッチングサービス「Wantedly Visit」、

名刺管理アプリ「Wantedly People」、

ビジネスチャット「Wantedly Chat」、

メディアプラットフォーム「Wantedly Feed」等のサービスを展開している。

セグメントはビジネスSNS事業のみ。

Wantedly」を利用している個人ユーザーは約80万人、企業ユーザーは2万3000社(平成29年6月時点)、サービス提供開始以降右肩上がりで伸び続けいている。

 

Wantedly Visit」へ掲載する企業から、その管理ツール「Wantedly Admin」によって約3万円から約9万円の月額料金、「Wantedly People」の広告などから収入を得ている。

 

今後はアジア、ヨーロッパへの進出、「Wantedly People」や「Wantedly Visit」などの開発で培った、機械学習アルゴリズム技術を基盤として、人工知能技術の開発も進め、それに自社のビックデータを掛け合わせることによって新たなサービスの提供を進めている。

ビジネスにおける情報発信・マッチング・コミュニケーションを支えるプラットフォームとして、様々な領域の事業者との連携を図り、「すべての働く人たちのインフラ」を目指している。

今後さらなる成長、期待が持てる。

 

沿革と主要指標

平成22年9月にインターネットを利用した各種サービスに企画、開発、運営を目的としたフューエル株式会社を設立。その1年後、平成23年9月に商号をウォンテッド株式会社に、平成25年11月にウォンテッドリー株式会社に変更した。

ここ5年では毎期増収しており、直近の第6期では大幅に増益、自己資本比率は63.6%、ROE17.5%、キャッシュフローは+,-,-と健全。

負債が前受金とその他であり、有利子負債が全くない?からすごく健全。

あとは流動比率が200%超えてる、固定長期適合率も40%ぐらいなので良い。

 

 

 

リスクと課題

 

主要なリスクとしては事業環境、事業内容及びサービス、法的規制、運営体制の4つの面から。

事業環境の面では、インターネット関連市場、ソーシャルメディアへの対応、競合の3つ。 このうち競合について。主要サービスである「Wantedly Visit」の競合を他求人情報メディア、人材紹介会社等と見ている。「Wantedly Visit」の強みは給与等の条件以外に、ビジョンや価値観のマッチングに長けている点。さらに登録ユーザーのキャリアプロフィールの蓄積やその中でも採用ニーズの高いエンジニア・デザイナーの比率が高いという点も強みである。やはりより「ココロオドル」のが「Wantedly」の強みではないだろうか。リスクとしては参入障壁が低い市場であるため、競合が激しくなりやすい、自分たちの強みがうまく生かされない場合の業績低下が挙げられている。

事業内容及びサービス面では、収益が「Wantedly Admin」に依存していること、為替リスク、求人市場の動向など。

運営体制の面では、人材確保、事業拡大に伴う内部管理体制、CEOの仲暁子氏への依存が挙げられている。

 

課題については、収益機会の拡大と創出、システムの安定化、組織体制の強化、情報管理体制の強化、ブランドの知名度向上が挙げられている。

このうちブランドの知名度向上について今後「Wantedly」への流入のため、広告宣伝やプロモーション活動を強化するという。

個人的にあまり広告宣伝を見たことがなかったので今後目にする機会が増えるのだろうか。

さらに収益機会の拡大と創出において今後どうキャッシュポイントを拡大、創出するかが気になる。

 

 

 IPOの概要

東証マザーズ上場

新規発行株式  50,000株

売出株式  80,000株

オーバーアロットメントによる売出  19,500株

公募価格  1000円

新規発行による手取り金の額  45,000,000円

手取り金の使途  本社オフィス増床時の内装費の一部

 

 

 売出総数149,500株の小型案件。

手取り金の使途がオフィスの内装費のみってどうなんだろう。

ロックアップ1.5倍が入っているから大株の利食い感がすごい。

僕みたいな一般人にはわからないが、利食い感がすごくて好感が持てない。まあいいけど。

ロックアップ1.5倍がほとんどの株にかかっているものの、話題性、今後の事業展開、新サービスへの期待、将来性、小型案件とあって初値の大幅な上昇は見込める。