Monyのブログ

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VCって?~メリット、分類、なるには~

 

VCとはベンチャーキャピタル(Venture Capital)の略。

金持ち(資本家)が有望な事業、小さい事業に投資するっていうイメージ。

 

上場したときすぐ利食いされるし、

自分の会社の経営権を知らない人に握られるからそれってどうなのって。

 

とりあえずVCのメリットから挙げていこう。

 

 

 

創業期にVCを受けるメリット

 

まず資金がないとき、そのビジネスモデル、アイデア、将来性で億単位の調達も可能になる。

キャピタル、出資であるため返済の義務がない。

投資家のネットワーク、経営支援を受けられる。

具体的にどんな支援が受けられるのか。

例えばVCが保有している人脈ネットワークを使える。

VCの人脈ネットワークを使うことで自身の会社に不足している分野、必要とされる分野の

スペシャリストを紹介してくれたり、足りない知識を補ってくれたりする。

またVCの経験から得られた経営のノウハウを使える。

VCは様々なベンチャーを見て、成長を促してきた、

時には失敗した事業を見てきたベンチャースペシャリスト。

そういった人からの指導は有意義なものに違いない。

 

といった創業期にはとんでもなく大きなメリットが存在し、

資金面、技術面様々な面で恩恵を受けられる。

 

 

 

VCの分類

 

投資家による分類

 

 

①コーポレート系

コーポレート系というのは事業としてVCをやっている会社。

主にジャフコ伊藤忠、ヤフー、サイバーエージェントGREEなどなど。

投資目的が既存事業とのシナジー創出だったりする。

 

②銀行、証券系

銀行、証券などの金融機関が行うVC。

みずほ、大和SMBC、りそな、安田、SBI、三井などなど。

投資をきっかけに自社の顧客として付き合っていったりする。

 

③政府系

政府系の会社が行うVC。

日本政策金融公庫、産業革新機構などなど。

政策目標の達成がメイン。

公的機関のVCとして大学がVCをしていたり、自治体のVCなどもある。

 

④独立系

個人や小さい会社が多い。

グローバル・ブレイン、フューチャーベンチャーキャピタルなど

メイン事業がVCであるため、投資のリターンが目的。

 

 

投資先の規模、ステージによる分類 

 

①シード

プロダクト完成前。ビジネスモデル、アイデア

サムライインキュベート、Skyland Venturesなど 

②アーリー

プロダクト完成後。売上の出始め。

 大和SMBC、NVCCなど

 

③ミドル・レート

売上の安定化。売上拡大、上場へ向けたステージ。

プロモーション、人員拡大を行う必要性。

 ジャフコ、Infinity Venture Partnersなど

 

 

VCになるためには

 VCになるには主に3つの方法

①VCの会社に入る

これはVCをメインの事業として行っている会社に入るってこと。

独立系のVC、ジャフコなど。

②VCを事業の一つに持っていて、そこに配属される

VCを事業の1つに持っている、

銀行、証券系、コーポレート系がこれに当たる。

③自分で会社を立ち上げる

自分でVCを始める。

この上で重要となるのは原資と人脈。

原資は自分のお金、または出資してくれる会社、金融機関を探す。

具体的にどのぐらいの原資が必要なのか。

2014年5月14日に金融庁が「適格機関投資家等特例業務の見直しに係る政令内閣府令案等の公表について」をリリース。

適格機関投資家等特例業務を行うためには資本金5千万円以上、金融資産1億円以上、証券口座開設1年以上という規制が設けられ新たなファンドを立ち上げるハードルが上がった。

そもそも適格機関投資家等特例業者とは、通常ファンド業務を行う場合には、金融商品取引法の厳格な登録が必要だが、一定の要件を満たすことにより、簡易な届け出のみでファンド業務を行える業者のことである。

つまり、ファンドを運用するには金融資産1億円以上、これが最大のハードルであり、最低限の原資である。

 

人脈は、これがなければ投資案件が回ってくるはずがない。

投資案件が回ってくるような人間になることが求められる。

資格なんかは一種のシグナルとなり、信用になり、案件が回りやすくなるための指標の1つであるだろう。

どんな人脈があればよいのだろうか。

VCをやっている人の弟子になる、事業家と親しくなる、事業家を育成するなどなど。

 

 

独立系VCを立ち上げた人の経歴

 

 

East Venturesの松山太河氏は大卒でインターネット・サービスを作る会社に就職、そのあとにEast Venturesを立ち上げた。DeNAの南場氏、サイバーエージェントGREEミクシィ、ヤフーなどから大規模な資金調達を果たした。

 

ANRIの佐俣アンリ氏は学生時代からVCを目指し、大卒でリクルート、後に上記の松山氏の支援先をサポートし、スタートアップの経験を積み、ANRIを立ち上げた。

 

Skyland Venturesの木下慶彦氏は大卒で大和SMBCキャピタル、独立系ベンチャーインキュベーションファンドを経て、26歳でdSkyland Venturesを立ち上げ、LINEなどから3億円の資金調達を成し遂げた。

 

その他にもincubatefund、Infinity Venture Partners、Nippon Technology Venture Partnersといった独立系VCがある。

 

 次は独立系VCをやっている人の経歴、共通点、海外のVCなどもっとVCについて掘り下げていこう。

 

 

これから有報、本、資格、金融、投資関連たくさん載せていきたい。

 

 

では